文豪ストレイドッグス

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BUNGO STRAY DOGS NEWS

【劇伴ライブ初開催】「文豪ストレイドッグス -迷ヰ犬達ノ音奏-」が大阪・東京で開催決定!

「アニメ化十周年」の節目に、初の「劇伴ライブ」の開催が決定しました。

シリーズ劇伴を務めた岩﨑 琢率いる豪華実力派ミュージシャンが集結し、巨大スクリーンに投影される名シーンと共に、唯一無二の生パフォーマンスをお贈りいたします。
すべての文豪ストレイドッグスファンに捧げる超本格劇伴ライブをどうぞご期待ください。

公演概要

公演名:文豪ストレイドッグス -迷ヰ犬達ノ音奏-

  • <大阪公演>

    日程:
    2026年5月4日(月・祝)
    1st STAGE 開場16:30/開演17:30(終演予定19:30)
    会場:
    オリックス劇場 (大阪市西区新町1丁目14番15号)

    <東京公演>

    日程:
    2026年5月23日(土)
    2nd STAGE 開場13:00/開演14:00(終演予定16:00)
    3rd STAGE 開場17:00/開演18:00(終演予定20:00)
    会場:
    TACHIKAWA STAGE GARDEN (〒190-0014 東京都立川市緑町3-3 N1)


    ★来場者プレゼント
    ・セットリスト(A4サイズ)

    ※各公演、一部演出が変更となる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

▼出演
岩﨑 琢(BandMaster, Keyboards)
今堀恒雄(Guitar)、田辺トシノ(Bass)、實成 峻(Drums)、Jill , Jill Strings(Strings)、中村有里Group(Sax Quartet)、Funta7(Synthsizer)、Lotus Juice(Rap Vocal)、菅井美和(JazzVocal)
And more…

▼Special Announcement Voice
※声のみの出演となります。

▼料金
・VIPチケット ¥18,200 (前方確約+特典付)
・特典付一般席 ¥13,400(特典付)
・一般席 ¥8,800
※税込 ※全席指定

▼特典内容
①オリジナルパンフレット(全24P) ②サテンステッカー ※パンフレットには関係者特別インタビューや、コンサート資料ほか多数収録予定 ※サテンステッカーは大阪公演、東京公演でデザインが異なります。(会場別全2種) ※仕様やデザインは予告なく変更となる場合がございます。 ※後日デザイン公開
▼配券図
※券種別の応募状況に応じて、ゾーニングエリアの調整・変更をさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。

チケットスケジュール


【チケット受付申込】( https://eplus.jp/bungosd_onsou/

▼最速先行
受付期間:2026年1月16日(金)19:00~2月1日(日)23:59
当落発表:2026年2月6日(金)13:00~
入金期間:2026年2月6日(金)~2月12日(木)21:00

枚数制限:お一人様4枚まで
受取方法:紙チケットのみ
発券開始日:公演日1週間前

SET LIST

本公演で演奏予定の楽曲を一部事前公開いたします。(注意:本公演の一部ネタバレを含みます)

イベント注意事項

【チケットについて】
※全席指定。 ※未就学児は入場不可。小学生以上は要チケット。 ※1申込につき、お一人様4枚まで購入可。 ※別途、プレイガイドでの手数料がかかります。 ※「VIPチケット」「特典付一般席」は予定枚数に達した時点で受付終了となります。 ※公演が中止・延期となった場合以外での、お客様都合による払い戻しはいたしません。また出演者は変更となる可能性がございますが、変更に伴うチケットのキャンセル・払い戻しは致しません。あらかじめご了承の上チケットをご購入ください。 ※車イスでご観覧の方は、所定の車イスエリアへご案内いたします。ご案内のため、前日までに下記問い合せ先まで必ずご連絡ください。
【車椅子でご参加予定のお客様へ】
チケットをご購入後、下記の「KADOKAWA カスタマーサポート」の問い合わせフォームから、「『文豪ストレイドッグス -迷ヰ犬達ノ音奏-』 車椅子参加について」とご明記のうえ、「お名前」、「参加公演回」、「付き添いの有無」をお知らせください。なお、付き添いの方もチケットが必要となります。予めご了承ください。

【出演者へのプレゼント・お花について】
皆様のご厚意をお断りする形となり大変恐縮ではございますが、本公演におけるプレゼント(花束等含む)の受付は辞退させていただきます。
スタンド花は受付いたしておりますので、以下の送付先、到着日時をご確認の上、ご送付願えますと幸いです。
1. 配達着日時指定
指定到着日時は、下記到着指定にて、生花店または宅配業者に必ずご指示ください。
【大阪公演】
2026年5月4日(月祝)11時~14時必着
【東京公演】
2026年5月23日(土)10時~12時必着
※上記、指定時間外にお届けの場合は、お受取りいたしかねます。 2. 回収指定
各公演終演後、フラワースタンドのお引き取りをしていただきますよう、生花店・造花店または宅配業者へ必ずご指示をお願いいたします。なお、当日の回収可能時間は各会場以下でお伝えください。
(※当日回収が難しい場合、受付はお断りさせていただきます。)
【大阪公演】
20:30頃
【東京公演】
21:00頃
3. 大きさ
フラワースタンドは、底辺40×40cm、幅100㎝以内、高さ180cm以下のものでお願いいたします。
4. 送付先
【大阪公演】
送付先:〒550-0013 大阪市西区新町1-14-15
オリックス劇場 気付「文豪ストレイドッグス スタンド花」受付宛
【東京公演】
送付先:〒190-0014 東京都立川市緑町3-3 N1
立川ステージガーデン 気付「文豪ストレイドッグス スタンド花」受付宛

※フラワースタンドの会場内(会場敷地内の場外も含む)での設置場所についてはご指定いただけません。 ※渋滞などによる配達のトラブルや会場内の都合により、会場に設置できない場合がございますので、予めご了承ください。 ※現地でのフラワースタンドの撮影は問題ございませんが、場内における来場者の滞留の状況を見てご遠慮いただく場合がございますので、予めご了承ください。
イベントを皆様に安全に楽しんで頂けるよう、スタッフ一同、心よりご協力お願い申し上げます。
今後も公演に関する情報は更新次第、お知らせいたします。

▼公演に関するお問い合わせ
KADOKAWAカスタマーサポート:https://kdq.jp/kdevent
※お問い合わせの際は必ず公演名をお伝えください。
▼クレジット
主催・企画:
株式会社KADOKAWA、株式会社バンダイナムコミュージックライブ
制作:
株式会社バンダイナムコミュージックライブ
協力:
株式会社Team-MAX、文豪ストレイドッグス製作委員会

©朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会

隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。

いくばくもなく官を退いた後は、故山、虢略に帰臥し、人と交を絶って、ひたすら詩作に耽った。

下吏となって長く膝を俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺そうとしたのである。

しかし、文名は容易に揚らず、生活は日を逐うて苦しくなる。李徴は漸く焦躁に駆られて来た。

この頃からその容貌も峭刻となり、肉落ち骨秀で、眼光のみ徒らに炯々として、曾て進士に登第した頃の豊頬の美少年の俤は、何処に求めようもない。

数年の後、貧窮に堪えず、妻子の衣食のために遂に節を屈して、再び東へ赴き、一地方官吏の職を奉ずることになった。一方、これは、己の詩業に半ば絶望したためでもある。

曾ての同輩は既に遥か高位に進み、彼が昔、鈍物として歯牙にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが、往年の儁才李徴の自尊心を如何に傷けたかは、想像に難くない。

彼は怏々として楽しまず、狂悖の性は愈々抑え難くなった。一年の後、公用で旅に出、汝水のほとりに宿った時、遂に発狂した。

或夜半、急に顔色を変えて寝床から起上ると、何か訳の分らぬことを叫びつつそのまま下にとび下りて、闇の中へ駈出した。

彼は二度と戻って来なかった。附近の山野を捜索しても、何の手掛りもない。その後李徴がどうなったかを知る者は、誰もなかった。

翌年、監察御史、陳郡の袁傪という者、勅命を奉じて嶺南に使し、途に商於の地に宿った。

次の朝未だ暗い中に出発しようとしたところ、駅吏が言うことに、これから先の道に人喰虎が出る故、旅人は白昼でなければ、通れない。

今はまだ朝が早いから、今少し待たれたが宜しいでしょうと。袁傪は、しかし、供廻りの多勢なのを恃み、駅吏の言葉を斥けて、出発した。

残月の光をたよりに林中の草地を通って行った時、果して一匹の猛虎が叢の中から躍り出た。

虎は、あわや袁傪に躍りかかるかと見えたが、忽ち身を飜して、元の叢に隠れた。

叢の中から人間の声で「あぶないところだった」と繰返し呟くのが聞えた。

その声に袁傪は聞き憶えがあった。驚懼の中にも、彼は咄嗟に思いあたって、叫んだ。

「その声は、我が友、李徴子ではないか?」袁傪は李徴と同年に進士の第に登り、友人の少かった李徴にとっては、最も親しい友であった。

温和な袁傪の性格が、峻峭な李徴の性情と衝突しなかったためであろう。

叢の中からは、暫く返辞が無かった。しのび泣きかと思われる微かな声が時々洩れるばかりである。

ややあって、低い声が答えた。「如何にも自分は隴西の李徴である」と。

袁傪は恐怖を忘れ、馬から下りて叢に近づき、懐かしげに久闊を叙した。

そして、何故叢から出て来ないのかと問うた。李徴の声が答えて言う。自分は今や異類の身となっている。

どうして、おめおめと故人の前にあさましい姿をさらせようか。

かつ又、自分が姿を現せば、必ず君に畏怖嫌厭の情を起させるに決っているからだ。

しかし、今、図らずも故人に遇うことを得て、愧赧の念をも忘れる程に懐かしい。

どうか、ほんの暫くでいいから、我が醜悪な今の外形を厭わず、曾て君の友李徴であったこの自分と話を交してくれないだろうか。

後で考えれば不思議だったが、その時、袁傪は、この超自然の怪異を、実に素直に受容れて、少しも怪もうとしなかった。

彼は部下に命じて行列の進行を停め、自分は叢の傍に立って、見えざる声と対談した。

都の噂、旧友の消息、袁傪が現在の地位、それに対する李徴の祝辞。